関ジャニ∞にはTokyoholicという曲があります。
作詞:錦戸亮
詳細は各自でご確認いただくとして、大まかに言えば、東京はこんなところだから好きになれないけれど嫌いにもなれない といったところでしょうか。
どのように解釈を行うかというのは私の周辺で大変議論になり、かくいう私(東京出身在住)は「なんでそんな悪く言われなければならないんだ、そもそも東京の一部、それも東京に憧れを抱いて成功した人たちの集まるようなところしか知らないだろうになんで一括りにされて悪者扱いされなきゃならないんだ」という不満を抱きつつも曲自体は好きだというわけのわからない矛盾した感情を抱いています。
これとは別に、あるメンバーは「東京は特になにもないところ」といい、また「無表情。何かに追われてる人が多い」ともいっていたり。
この約一年間で彼らから、「東京をどう捉えているのか」を実感する機会が頻繁にあったように感じています。おそらく所謂年下組からの発信が多かったように思いますが。
そして私はそれを聞くたびに、「ただ有限の土地空間に人が多く集まっているからこのようになっているだけで、東京という括りであれば自然もあるし23区という括りであっても城北城南城東城西、都心部とやらでは全然違うのになあ……。発信力のある人たちが……」とまた複雑な感情を抱いては困惑していました。
(ほぼ似たようなこと二度も言う私)(それ程に彼らの東京へ抱く感情を咀嚼できないでいた)
私には上京者の感情は理解できないだろうし、逆も然り。それでも、1つ同じ空間で彼らのもつ夢を共に追いかけて今を楽しむことが出来るという時間が私は好きです。
考え方も感じ方も違うけれど、それでも同じ方向を見ることを受け入れてくれる関ジャニ∞が私は好きです。
さて、なぜこの話をTokyoholicの発売時に書かなかったのか。というよりかは、なぜ今になって書くのか。
前者の理由は、「一部地域しか知らないのに、東京という括りでまとめるとはいかほどか」という感情が大きかったからTwitterでひとつ呟けば終わる話だった。
そして後者。
それは先日の会見、渋谷すばる及び関ジャニ∞による会見内容があったから、というのが理由です。
約一年間、上記の通りよく年下組からは東京をどう感じているかを聞くことが多くありました。一方で、所謂三馬鹿からはそのような話を聞く機会というのはほぼなかったように感じています。まず私は覚えていない。
心のどこかで、三馬鹿は東京に思うことはあってもアイドルになるために大阪で自ら切り拓いてそして東京に出てきたのだから、年下組とはまた別の感情を抱いているのではないかという淡い期待を寄せている私がいました。
そして彼らはアイドルとなり、2011年より五大ドームツアーを行えるようになり早7年。立派なアイドルになったということは間違いないでしょう。誰もCMしていなかった『CMが欲しい』と叫んでいたあの頃から思えば、ヨコヒナで森永さんの小麦胚芽のクラッカーを宣伝しているという事実がいかに凄いことか。
本当にこの度は森永さんありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
そしてその中で、一人が抱いた夢。
海外で音楽を学びたい
それは渋谷すばるの、
東京に出て東京で働き東京で得た夢
なのでしょう。
だから、きっとなにもなかった大阪から自ら切り拓いて東京にきた三馬鹿(ヨコヒナ)と、共に追って出てきた年下組とではまた少し違う感情を抱いたのではないかと勝手に推測しています。
いずれにせよきっと残された6人は関西で得た夢・東京で得た夢は集団個人に限らずグループに還元することが大前提である中、すばるの今はそうではなかったからこのような結果になったという事は明白な事実。
だからこそ、今の私は彼に問いたい。
渋谷すばる君、
あなたにとって東京とはどのような場所ですか。