母と話していてふと思い出したこと。
「高校の時の家庭科の教科書、いまだにあれは基本の参考になるから良いのよ。自炊するなら読んでおきなさい」
これは今年の3月、私の母に言われた事です。
実家を出て、一人暮らしをはじめて早4ヶ月。
自炊もほどほどにするようになり、ある程度のレパートリーは出来ました。
(他人様が食べて美味しいか、という保証は皆無)
ですが、私は、
家庭科の教科書をもう持ち合わせていません。
捨てたわけでもありません。
私は95年組。
3.11の時は中学3年の卒業間近。
卒業式は無くなり、高校へ入学。
高1のおそらく夏頃、もしかしたら年度末だったのかもしれませんが、
【これから学校では使用しない技術・家庭科の教科書を、もし保存しておきたいというわけではなければ必要としている人にお渡しするから譲ってほしい】
そんな事を言われました。
無論、技術家庭科の教科書を自宅で見返して学ぶ、なんて数学や英語などの受験科目ではないのだから不要だろう、という発想になった私は、必要とされるところで使って欲しいという一心でお譲りした記憶があります。
それが、確か東北の方の学校で使用される とも聞かされていた為尚のこと人助けになるだろうという気持ちもありました。
まさか、今更になって、
あの教科書が入用になるとは考えてもおらず。
もちろん、返せ!だとかそんな事は1ミリたりとも思っていません。
あの時きっと必要としていた人のもとへ届けられたのだとしたら悔いはありません。
あの頃の私よくやった、後先はあまり考えてないかもしれないけど今を乗り越えるべくどうすべきかを考えて行動していた自分はよくやった、とすら思ったりもします。
……そこまでは思ってないか。
ですが、知識が身についていないなら残しておけばよかったなあなんてふと思うことも。
捨てたわけじゃないので後悔はないですが、
是非とも家庭科の教科書をお持ちの方いらっしゃいましたら、
私に基本的な切り方調理の仕方……などのレシピ以外の調理方法ページを読ませてください。
以上、余談でした。